ミシェル・ルグラン作曲による劇団四季『壁抜け男～モンマルトル恋物語～』スタート

　2月9日、自由劇場（東京都港区・浜松町）にて、ミュージカル『壁抜け男～モンマルトル恋物語～』が初日公演を迎えた。

　『壁抜け男』は、フランス作家マルセル・エイメの短編小説をもとにした小粋なラブストーリー。20世紀中ごろのパリ・モンマルトルを舞台に、一人の平凡な男がある日突然、壁を通り抜ける能力を手に入れたことから始まる数々の出来事をコメディタッチに、そしてフランス的エスプリを効かせて綴る。

　ミシェル・ルグランによる音楽と簡素ながらもフランス的な舞台装置で、洗練された雰囲気が醸し出されており、初演の1999年以来、総公演回数481回を誇る人気ナンバーだ。

　主役のデュティユル役を務める飯田洋輔は「ミシェル・ルグランによるナンバーは、実に緻密で難曲揃い。今回も丁寧に稽古を積み上げてきました。“人生は素晴らしい”というメッセージが溢れた作品です。この感動をお客様の心へお届けできるよう努めたいと思います。」と意気込みを語っている。上演は、2月9日から3月15日まで。

■関連記事
ミュージカル『ウィキッド』の出演者たちが、確定申告に挑戦
浅利慶太の恩師、加藤道夫原作による『思い出を売る男』開幕
劇団四季『ライオンキング』、日本演劇史上初の9000回公演を達成
劇団四季『マンマ・ミーア！』のメンバーがエキュートに登場！
ミュージカル『ライオンキング』満15年を達成、特別カーテンコールも