宇宙産業関連会社が温泉発電事業を開始

2014年2月7日 20:09

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 宇宙産業の関連企業が未利用のまま大気に放出される温泉の蒸気を活用して発電を開始するという。コスモテックは打ち上げに必要な高圧ガスの技術や電気・空調設備の運用ノウハウをもつ宇宙関連設備会社。コスモテックが導入するバイナリー発電システムは121度以上の熱で発電できる仕組みになっている。大分県の別府市内に4基の発電機で構成する設備を建設する計画。年間の発電量は277万kWhを見込んでいて、一般家庭で約800世帯分の使用量に相当するとのこと(スマートジャパン)。

 現在の固定価格買取制度では小規模の地熱発電(出力1.5万kW未満)の買取価格は1kWhあたり40円(税抜き)に設定されていることから、年間の売電収入は1億1000万円程度になるとしている。コスモテックは初期投資額を5~6億円と想定して、8年程度で回収する見通しを立てている。

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