韓国と北朝鮮との国境監視にはKinectが使われている

2014年2月6日 08:00

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 韓国政府は、北朝鮮と国境を隔てるために作られたDMZ(非武装地帯)を監視するため、Microsoftのモーションコントローラ「Kinect」を使用しているという(KotakuSlashdot Business Intelligenceslashdot)。

 システムは韓国のフリーランス開発者であるJae Kwan Ko氏が発案したもの。人と動物を識別できるとされ、現行の赤外線システムより優れているようだ。システムは不審な行動が発生した場合、最も近い前哨基地にアラートを送信する仕組み。同システムは昨年の8月に国境に配備されたが、その存在は最近まで公表されていなかった。

 もともとこの情報は軍関連のものであったため、システム選定のニュースで部分的に報じられていたに過ぎなかった。そうした機密保持にもかかわらず、韓国政府はJae Kwan Ko氏の貢献を革新的な行動の一例として大きく扱っている。なお、同氏は軍事的なビジネスとは全く関係のない、モバイル・プラットフォーム向けのアプリ開発で収入を得ているようだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | テクノロジー | マイクロソフト | ゲーム

 関連ストーリー:
「Kinect」の中核部分を作ったPrimeSense、Appleに買収される 2013年11月27日
Kinectを使ったリアルタイム手話翻訳システム 2013年11月05日
韓国が「殺人ロボット」を国境に配置 2010年07月15日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事