【今日の言葉】人手不足と250万人の失業者

2014年2月3日 11:02

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  『人手不足と250万人の失業者』=このところ人手不足が多く伝えられるようになっている。景気好転による企業の求人需要が増えているためである。しかし、その一方で依然として250万人前後の完全失業者が存在している。従来とは何かが大きく変わっているようだ。

  特に、労働者の不足が顕著なのは建設、介護、IT技術者、医師などと言われる。人を雇用する企業側と、仕事を求め働く側の共に構造的変化が起きているようだ。むろん、既に終身雇用制度は実質消えている。さらに、グローバル化という構造変化の中で求人側の企業が、より技能の高い人を雇用したいニーズが高まっている。

  一方、職を求める側も、やりがいがあって給与など労働条件の良いところを求める傾向はいっそう強まっている。かつて、転職を重ねればスキルアップが図れるという人気もあったが、それも一部の人に限られている。国際競争を強いられる企業は今後も安易な雇用受入れは行わないだろうから、働く側も、よりいっそう能力・技能向上を図ると同時に企業と同じように新興国に進出して技能を発揮する時代を迎えているのかもしれない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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