LIXIL、曇りでも効率よく発電する住宅用太陽光発電システムを発売

2014年1月30日 13:14

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LIXILの太陽光発電システム「ソーラーラック Aタイプソーラーパネル」施工例

LIXILの太陽光発電システム「ソーラーラック Aタイプソーラーパネル」施工例[写真拡大]

 LIXILは29日、戸建て用太陽光発電システム「ソーラーラック」に、発電能力を向上させた「ソーラーラック Aタイプソーラーパネル」を2月から追加発売すると発表した。ソーラーパネルと架台を組み合わせたシステムとして販売する。

 同製品は、発電効率の高い「低照度単結晶セル」を採用したことにより、発電能力は約275Wと、従来品に比べて発電能力を約10%向上させている。また、変換効率を従来の15.4%から16.5%に上げ、曇りの日や、太陽の入射角が低い朝や夕方、冬でも効率よく発電できるように改良した。

 ラインナップには、標準サイズのFサイズ(型番:LX1A-275H)のほか、80%のサイズに縮小したSサイズ(型番:LX1A-220H)も用意し、FサイズとSサイズのパネルを組み合わせて設置することも可能。Fサイズの場合、発電能力は約220W、ソーラーパネルの変換効率は16.3%となる。いずれもセル変換効率は18.8%となっている。

 架台3段4列の12枚パネルの仕様(総出力3.3kw)の場合、価格は249万7,500円~(税抜)。

 同社では、ソーラーパネルの公称最大出力を太陽光発電システムの連携開始日から10年間は91%、20年間は82%を保証する。また、10年間のシステムの正常動作を保証する。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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