関連記事
食事記録と運動記録が同時に可能 健康管理容易に
健康の維持管理やダイエットには、食事の記録と運動の記録の両方が大事であり、双方をバランスよく行ってこそ大きな効果を得ることができる。しかし、いざやるとなると、その手間は2倍となってどちらかがおろそかになるか、最悪は両方ともできなくなることも多い。
そこで、この問題解決のために、グリーンハウスの子会社であるウィットが事業を行う食事管理・ダイエットサイト「あすけん」と、ヤマハ<7951>が提供するランニング・ウォーキングアプリ「BODiBEAT GPS ラン&ウォーク(以下 BODiBEAT)」が提携することを2014年1月23日に発表した。
ヤマハが提供する「BODiBEAT」は、走る、または歩くテンポに合った曲を自動選曲できる機能をもったランニング・ウォーキング用のiPhone向け音楽再生アプリケーションである。それだけでなく、ユーザーの走った、または歩いた距離やペース、消費カロリーの計測やラップ機能、マップ上のルート表示などの基本的な運動計測・記録機能ができる。
加えて、お気に入りの曲で運動を音楽のテンポに合わせて音楽を楽しみながら運動ができるので、運動による疲労感を軽減できることがヤマハと東京大学の深代 千之教授との共同研究で実証されている。
一方、「あすけん」は、ユーザーの食事記録をもとにカロリーや14種類の栄養素の過不足を算出し、栄養士からのパーソナルなアドバイスが提供され健康管理、ダイエットが効果的にできるサービスである。会員数が15万人(13年12月末現在)と、多くの人に評価されて利用されている。
今回、「BODiBEAT」との連携で、より一層の健康管理・ダイエットが簡単で、そして楽しく、効果的になることが期待できる。この提携は、単純に1+1が2になるのではなく、利用者から見れば3以上になると考えられる。現時点では、提携の発表内容でも、その可能性には触れられていないが、健康は、食事と運動の相互作用、さらに言えば睡眠も決してそれぞれが独立ではなく、相互に大きな影響を与えるからである。
そのため、運動の内容にあわせた食事メニュー、逆に食事メニューを活かす運動など、相乗効果を上げることができるアドバイスへと進化していく可能性を秘めている。そこまで行って提携の効果が最大になると思われる。
スマホの活用は用途が広く、さらに異業種の提携で、その範囲が広がるので、各企業にとってビジネスの拡大、推進に「異業種」「スマホ」のキーワードは避けられない状況である。(編集担当:阪木朱玲)
■関連記事
・早くて、安くて、おいしい!2014年の外食産業を牽引する麺類系
・「1回30分」コンビニフィットネスが狙う新たな市場
・メッツコーラのヒットが牽引?2012年度の飲料市場は拡大
・健康志向の高まりで拡大する野菜系飲料市場
・夏ダイエットをサポートする人気サプリメント
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク