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IBM x86サーバ事業をLenovoに売却。売却金額は23億ドル
あるAnonymous Coward 曰く、 米IBMは、x86サーバ事業を中国Lenovo(聯想集団)に売却すると発表した(IBMプレスリリース、Lenovoプレスリリース、クラウドWatch、ITmedia、WSJ)。売却金額は23億ドル。そのうち21億ドルは現金で、残りは株式で支払う。
売却の範囲はSystem x、BladeCenter、Flex System、NeXtScale systemやiDataPlexなどデータセンタ向けの関連事業も含む。ただしメインフレームのSysetm zや、Powerなどは含まれない。これはかねてから噂があったが、今月19日にウォールストリートジャーナルが伝えていたもので、その中ではLenovoの他、低収益体質に苦しんでいるDELLなどが興味を示しているとされていた。さらに富士通も名乗りを上げているなど報道されていたが、最終的にLenovoに売却する事で決定したようだ。
今回の売却額23億ドルは、以前同じくIBMがLenovoにPC部門を売却したときの13.5億ドルに較べて高い。しかし以前の買収報道された時には、Lenovoは25億ドル以下の価値とみてIBMと価格が折り合わなかったとされるため、今回はIBMが譲歩した形だと思われる。ロイターによるとアドバイザーはクレディスイスとゴールドマン・サックス。
今後については規制当局の審査が行われる。この中にHPCにも使われている高密度サーバ技術が含まれている事から、米国政府が安全保障面から審査する可能性を指摘する声もある(ブルームバーグ)。ついこの間x86サーバの新製品発表をやっていたように思うのだが、さすが"International Business Machines"である。
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