Googleは巨大になりすぎているのか

2014年1月22日 11:00

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 Xconomyコラム紙のコラムに「Googleは巨大になりすぎている。誰かがそれを指摘する時期に来ている」という趣旨の記事が掲載された(Xconomyslashdot)。

 Google設立当初の基幹的事業は検索エンジンや広告、ネットワークインフラおよびコミュニケーションといった分野に限定されていた。しかし、最近では旅行やSNS、生産性向上、ロジスティクス、エネルギー、ロボット工学、およびホームセンサー・ネットワーク、自己駆動車といった分野にまで手を広げている。こうしたGoogleの事業拡大は創設者や投資家に大きな利益をもたらすだろう。しかし、さまざまなスタートアップの買収はシリコンバレーのイノベーションを遅くするかもしれない。

 また収益の安定化は企業内の危機感をなくし、市場のニーズを満たすことを止めてしまう可能性もある。またあらゆる分野に手を伸ばすことで、消費者のさまざまな個人情報を網羅的に獲得されることもリスクが大きい。これらはマーケターや政府によるデータ泥棒などにとっても魅力的な存在であるからだ。コラムでは『先進的な検索エンジンや通信および情報収集技術の独占は、独裁者と区別がつかない』と主張している。

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