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コニカミノルタ、仏MGIと資本・業務提携 PP事業を強化
コニカミノルタは21日、フランスの出力機器メーカー、MGIデジタル・グラフィック・テクノロジー(MGI Digital Graphic Technology)と、資本・業務提携することで合意したと発表した。コニカミノルタが、MGIの株式10%を約1,370万ユーロ(約19億4,000万円)で取得し、開発・販売の業務提携を行う。
コニカミノルタは、今回の提携で、MGIの持つデジタル印刷市場における高いマーケティング力と独創的な開発力を活用し、プロダクションプリント(PP)分野における成長領域の拡大を加速するという。
特にこれまでの電子写真方式やインクジェット方式などの印刷手法を用いた既存の商業印刷市場での紙出力に加えて、パッケージ印刷や3Dコンポーネント印刷など、特殊な出力システムへの応用展開に向けた取り組みが可能になるという。
コニカミノルタは、2003年からプロダクションプリント(PP)事業を成長領域と定め、製品・技術開発と買収・提携を進めながら、事業規模と業容の拡大を図ってきた。PP市場は、商業印刷のデジタル化が加速し、多品種小ロット印刷が一般的になる一方、紙以外の多様なメディアへの出力と活用に向けた動きが顕在化しつつあるという。
コニカミノルタによると、MGIはカード・プラスチック印刷を始めとした成長市場にフォーカスし、顧客ニーズに密着したユニークな製品を、欧州を中心としてグローバルに事業展開し、高い成長率を維持・継続している。従業員数は150名で、2012年度の売上高は2,710万ユーロ(約38億4,000万円)。
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