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スマホから撮ったその場で出力できるプリンタの登場
スマホで撮ったその場でチェキフィルムに出力できるスマートフォン用プリンタが登場した。富士フイルムの「スマホ de チェキ instax SHARE SP-1(インスタックス シェア エスピー ワン)」は、スマートフォンで撮影した画像を無線LANで送信し、簡単にチェキフィルムにプリントできるプリンタだ。
スマートフォンにインストールした専用のAndroidやiPhone対応のアプリを使う。この専用アプリには、プリントが楽しくなるさまざまなテンプレートや機能を豊富に搭載しているという。たとえば、画像のトリミングや、モノクロ・セピア調仕上げなどの編集もできる。画像データ受信完了後、書き込みからフィルム排出まで約16秒でプリントできる。
さらに、SNSにアップしている画像をプロフィール画像や「いいね!」の数とともに印字できる「SNSテンプレート」など、さまざまなテンプレートを搭載。これらにより、同社のインスタントカラーフィルム「instax mini」に解像度10ドット/mm(254dpi)のプリントができる。フィルムサイズは86mm×54mm、印刷できる画像サイズは62mm×46m。リチウム電池CR2を使用し、約100枚プリント可能。プリンタのサイズ101.6mm×42mm×122.5mm、重さ253gと小型で、持ち運びも便利だ。
富士フイルムでは、この分野における主力商品の一つと位置付けており、富士フイルムホールディングスの創立80周年記念商品として提供するという。発売は2014年2月15日からで、価格はオープン。
最近、スマートフォン普及が加速しており、周辺機器も含めたアイテムの開発や発売が非常に活発である。IDCの調査では、世界の2013年第3四半期のスマートフォンの出荷台数は前年同期比39.9%増の2億6110万台という。また、それに伴い販売価格も低下しているという。この普及の要因は価格の低下と搭載機能の拡大である。今やスマホ1台あれば、仕事・趣味問わずなんでも出来てしまうのだ。
こと写真撮影においては、今や携帯機器で写真撮影するのは常識である。さらに、撮った画像をアプリで加工するなどの楽しみ方も増えている。そして、それらの画像をプリントしたいというニーズは確かに高まっており、まさにニーズに対応した画期的な商品であるといえる。しかし、この新製品では、プリントする画像の解像度は今一つ。やはり、プリントするとなると解像度300 dpiは必要になる。ここがこの製品の成否のポイントとなるであろう。(編集担当:慶尾六郎)
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