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環境省、ミドリガメを「特定外来生物」に指定の方針
記事提供元:スラド
KAMUI 曰く、 一般に「ミドリガメ」と呼ばれているミシシッピアカミミガメについて、外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定する方針を環境省が固めたとのこと(YOMIURI ONLINEの記事)。
ミドリガメは1950年代に輸入が始まってかつては縁日などでもよく売られていたが、成長すると甲羅の長さが30センチほどになり飼うことが難しくなる。そのため、河川などに放流されたものが繁殖して生息域が拡大したとみられる。繁殖力の高さもあって日本の在来種であるニホンイシガメを駆逐して準絶滅危惧種に追いやるなど問題化していた。
ただ、推計される飼育数が少なくとも数十万匹とみられ、この全てが登録(特定外来生物を飼育する場合、届け出る必要がある)された場合に事務処理が混乱するのが予想されることに加えて、寿命が40年と言われるミドリガメの野性化が始まって既に半世紀近くが経過していることなどから、実効性のある手段はなかなか難しいようにも思われる。
特定外来生物に指定されると輸入や飼育などが原則的に禁止されるが(外来生物法の概要)、環境省では当面輸入のみを禁止して、飼育禁止は後回しにする計画のようだ。
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