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「世界観がむちゃくちゃ」? パズドラがアメリカで伸び悩む5つの理由
ガンホー・オンライン・エンターテイメントのスマホ向けゲーム「パズル&ドラゴンズ」(以下パズドラ)が、2013年の国内のAppStoreおよびGoogle Playの総合売上げランキングで(AppStoreでは2012年に引き続き2年連続)1位となった。2012年のサービス開始から、AppStoreおよびGoogle Playの売上ランキングで1位をキープしており、累計ダウンロード数は昨年12月に2200万を突破。先日発売されたニンテンドー3DS用ソフト「パズドラZ」も累計出荷数が100万本を達成するなど、その人気はますます過熱している。
その一方、アメリカでは苦戦を強いられている。アメリカ市場には2012年末から参入しているが、現在のところ米国・カナダの北米市場で200万ダウンロード。アメリカのAppStoreの「トップセールス」ランキングでは51位となっている(日本時間9日時点)。全体から見ると決して悪い数字ではないが、日本での人気ぶりと比べると、寂しい感じがしてしまうのは否めない。
パズドラに限らず、日本で人気のタイトルが海外では不人気ということはよくあるが、パズドラの場合はなぜアメリカでそれほど受けないのだろうか?
【アメリカメディアが挙げる不人気の理由】
テック系情報サイト『Geek.com』が、その理由を分析している。記事は、「(パズドラは)パズルクエストとポケモンを合わせたようなものだ。ポケモンや宝石を3つ並べるゲームが両地域で人気なのを考えると、パズドラがアメリカで人気がないのはゲーム自体の欠陥によるものだ」と指摘。下記の要因を挙げている。
1.オフラインでプレーし続けられない
2.モンスターを強化するのが大変
3.ガチャシステムが複雑。イベントが多く、いつやったらいいかわからない
4.世界観がむちゃくちゃ。日本神話の神様の中にアングリーバードやバットマンがいるのは変
5.作りが簡素。BGMが少なく、攻撃時の演出、ダンジョンのグラフィックが貧相。ストーリーもない
【ユーザの意見】
一般ユーザはどのように見ているのだろうか。上記の記事や関連記事には以下のようなコメントが寄せられている。
・西洋文化は『今欲しい』だ。西洋人には難し過ぎる
・日本でパズドラはただのゲームじゃない。テレビコマーシャル、Twitter連携、ニコニコ動画の放送、コンビニとのコラボ…。それに比べてアメリカは…
・一週間でこのゲームをやめた理由は、ダンジョンをクリアする時間が長くなってきたからだ。やめるときは一つのダンジョンに30分くらいかかってた。それだけ時間がかかるものは家庭用ゲーム機かパソコンでやるよ
・アメリカの携帯ゲーム市場でキャンディークラッシュみたいなゲームがトップになるのは男性より女性のほうがお金を使っているからだな。女性にはドラゴンよりキャンディーのほうが受ける
・パズドラやってみたけど、5分で退屈しちゃったよ。それにかなり複雑そうなんだけど。それとも自分が馬鹿なのか?
海外ではプロモーションの課題もあるようだが、10月に世界的人気を誇る「クラッシュオブクラン」のSupercell社を傘下にした同社。強力な海外拠点を手にした今、パズドラのサービス提供国を増やすなど、海外展開にさらに力を入れている。海外でも日本並の人気を獲得できるか。2014年の動向に注目したい。
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※この記事はNewSphereより提供を受けて配信しています。
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