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アンタレスロケット打ち上げ延期 太陽活動の活発化が原因
Image credit: Orbital Sciences[写真拡大]
オービタル・サイエンシズ社は現地時間8日、この日予定していた、シグナス補給船を積んだアンタレスロケットの打ち上げを延期すると発表した。太陽活動の活発化によって宇宙放射線が増加、アンタレスの電子機器に悪影響を及ぼす可能性があるためだ。現時点で新しい打ち上げ日時は米国東部標準時12月9日13時7分(日本時間12月10日3時7分)に設定されている。
当初アンタレスの打ち上げは、米国東部標準時12月8日13時32分35秒(日本時間12月9日3時32分35秒)に予定されていた。この打ち上げは、シグナス補給船を国際宇宙ステーション(ISS)に送り、物資を補給することを目的としている。
アンタレスはこれまでに2機が打ち上げられいる。まず2013年4月21日に試験機としてシグナスの模型を搭載して打ち上げて成功、同年9月18日の2号機では実際にシグナス補給船を搭載して打ち上げてこれも成功し、その後シグナスはISSとの結合や補給物資の搬入・搬出、そしてISSからの離脱と大気圏への再突入という一連の流れを試験した。
今回はそれらの試験を踏まえ、米国航空宇宙局(NASA)との商業輸送サービス契約に基づいて行われる初の"本番"である。
また今回打ち上げに使われるアンタレスは、第2段がこれまでのキャスター30A固体ロケットモーターから、性能を向上させたキャスター30Bに変更されている。
■ISS Commercial Resupply Services Mission (Orb-1)
http://www.orbital.com/NewsInfo/MissionUpdates/Orb-1/MissionUpdate/index.shtml
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