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「世界を変える」トヨタの燃料電池車に、海外紙も注目
トヨタ自動車は6日、家電見本市「Consumer Electronics Show(CES)」で、燃料電池車(FCV)コンセプトカーを発表した。これは2013年東京モーターショーに続くもので、アメリカでは初の発表となった。2015年に日米で発売予定とのこと。
【FCVの性能、価格は】
海外各紙はトヨタFCVの性能について詳しく紹介している。FCVは3-5分の水素充填で約480km走ることが可能。10秒間で時速約100kmまで加速し、トップスピードは時速約160kmである。
ブルームバーグはFCVを電気自動車と比較し、充填にかかる時間が短く、航続距離が長いと利点を紹介している。なお緊急時には家庭に1週間分のエネルギーを供給できることも付け加えている。
具体的な価格は未発表だが、ブルームバーグでは5万ドル程度、USAトゥデイでは5万ドルから10万ドルの見込みと報じられている。
USAトゥデイによると、Toyota Motor Sales, U.S.Aのシニアバイスプレジデント、ボブ・カーター氏は、「FCVは想像以上に早く我々の手元に来る。また、予想以上に売れる。FCVが我々の世界を変える」と語っている
【社会インフラの整備は進むか】
課題は社会インフラの整備である。FCVの初の販売予定地のカリフォルニア州では、現在10基の水素充填ステーションがあり、2015年までには20基、2016年までには40基、2024年には100基までの整備を行う予定である。ブルームバーグは、「社会インフラの整備に向けてできることはすべてやる」とカーター氏が強調したことを紹介している。
またハイブリッドカー・ドットコムは、トヨタ自動車がカリフォルニア大学アーバイン校と提携し、ステーション建設予定地等の選定を進めていることも紹介。これが成功すれば、家庭や職場から6分以内の距離にステーションが建設されることになるという。
【FCVの将来性は】
FCVの将来性に関し唯一批判的な意見として、ブルームバーグでは、電気自動車メーカー・テスラ・モーターズのイーロン・マスクCEOの、「この技術はコストが高く、複雑すぎる」とのコメントを紹介している。
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※この記事はNewSphereより提供を受けて配信しています。
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