関連記事
米税関、葦笛奏者の楽器を農産物として破壊
米国・ニューヨークの税関が、葦笛奏者 Boujemaa Razgui氏の荷物に入っていた楽器を農産物として破壊してしまったそうだ(The Boston Globeの記事、Slipped Discの記事、Huffington Post Canadaの記事、本家/.)。
Razgui氏はボストン・カメラータと定期的に共演しているほか、さまざまなジャンルのミュージシャンとの共演で知られる。長年にわたって楽器を持って移動しているが、これまでに問題が起こったことはないという。今回はモロッコからマドリッドとニューヨーク経由でボストンに移動中、ニューヨークで荷物を検査した税関職員が13本の葦笛(ナイとカワラ)を見つけ、竹製なので農産物として処分したらしい。Razgui氏はその場におらず、ボストンで荷物を開けると楽器はすべてなくなっていたそうだ。楽器の代わりに入っていた連絡先にRazgui氏が電話をかけると、すべて破壊したとだけ説明され、これ以上は農務省に書面で連絡する必要があると言われたとのこと。しかし、米当局とのトラブルを恐れるRazgui氏はそれ以上のことはしていないとのことだ。楽器はすべてRazgui氏の手作りで、入手の難しい葦材を使用したものだという。 スラッシュドットのコメントを読む | アメリカ合衆国 | 政府 | 交通 | 音楽
関連ストーリー:
ゼルダの伝説に登場する剣のレプリカを輸入するも税関で止められる。結局切断して持ち帰ることに 2013年09月05日
フランクフルト国際空港の税関職員がバイオリン返還問題で独財務相を告発 2012年10月10日
ギブソン社に捜査! 環境保護問題の波でギター業界に危機 2011年09月07日
豪州入国時には違法ポルノの申告をお忘れなく 2010年10月21日
スティーブ・ジョブズ、空港での手荷物チェックで手裏剣を没収され怒る? 米Appleは否定 2010年09月15日
豪州入国時にはポルノ所持の申告を。 2010年05月24日
アメリカへの入出国ではPCの中身にご注意を 2008年04月24日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク