冷戦時代、ソ連も「脳に高周波を放射して洗脳する」研究を行っていた

2013年12月18日 06:00

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 冷戦時代にソ連が研究していた技術について、ドイツの研究者であるSerge Kernbach氏が最近になって機密解除された文書を調査したそうだ(mediumSerge Kernbach氏のレビュー本家/.)。

 冷戦時代、米国とソ連はその優れた技術や科学的成果を実証するため、多くの分野で競い合った。これらの戦いの中には、有人月旅行計画などがよく知られているが、それ以外にもマインドコントロール理論(ソ連ではpsychotronics)などの分野にまで及んでいたとされる。米国側の研究の一部は公開され、様々な書籍になったりハリウッド映画などの元ネタとして使われている。

 一方、ソ連側の研究はよく分からないままだったが、Serge Kernbach氏のレビューでは、1917年から2003年までのソ連の型にはまらない研究の概要が紹介されている。米国ではCIAが人々の心を操作して洗脳を行う研究「Project MKULTRA」が存在したが、ソ連も人間の脳に特定の種類の高周波電磁放射を送信し、他のオブジェクトに影響を与える「human energy」なるものを研究していたという。しかも、このエネルギーを生成・収納できる「cerpan」と呼ばれる装置まで開発していたそうだ。

 Kernbach氏は、こうした型破りな研究には多額の投資を必要としたであろうと指摘する。おそらくは10億ドルを超えていたのではないかと予測している。

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