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IBM Research、クラウド間のデータ移行を円滑にするソフトウェアを開発
日本アイ・ビー・エムは11日、米・IBM研究所が新しいクラウド・ストレージ用ソフトウェア・ツールキットを開発したと発表した。
同技術はcloud-of-clouds (複数のクラウドが連携したクラウド)というアプローチを採用し、複数の異なるクラウド上に機密と安全性保ったままデータをシームレスに保存・移動できるという。現在、特許出願中。
ツールキットは、特定のベンダーに依存することなく、顧客が選択するクラウドにファイルをドラッグ・アンド・ドロップでバックアップする、あるいは共有することを可能にする「オブジェクト・ストレージ」インターフェースを使用している。
同技術は、オブジェクト・ストレージにデータを重複して保存する際のスペース効率、データ同期、メタデータによる情報連携に対応、クラウドに障害が起きると、バックアップ・クラウドが即座に、透過的にユーザーに対応し、データの可用性を確保する。
冗長性と耐故障性を追加する斬新なアプローチをとることにより、クラウド・クライアント間で同期をとったりコミュニケーションをとる必要はなくなるという。
IBMの研究員が開発した特許出願中のアルゴリズムは、IEEE/IFIP International Conference on Dependable Systems and Networks (DSN)において"Robust data sharing with key-value stores"と題した論文で発表された。
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