ホンダ、2人乗りの超小型EV「MC-β」を発表

2013年11月20日 12:09

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ホンダは19日、近距離移動用の超小型電気自動車(EV)「MC-β(エム シー ベータ)」を発表した(写真提供:ホンダ)

ホンダは19日、近距離移動用の超小型電気自動車(EV)「MC-β(エム シー ベータ)」を発表した(写真提供:ホンダ)[写真拡大]

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 ホンダは19日、近距離移動用の超小型電気自動車(EV)「MC-β(エム シー ベータ)」を発表した。

 「MC-β」は、最大走行距離が80km以上の2人乗りEV。国土交通省主導で検討されている超小型モビリティーの車両区分と欧州L7カテゴリー(バッテリーを除いた重量400kg以下、出力15kW以下)を視野に入れている。

 軽自動車よりも全長が約90cm短い超小型ボディにより、最小回転半径がわずか3.3mという取り回しの良さと、キビキビとした走りでさまざまな道路環境で快適な走行を提供するという。

 ボディサイズは2,495×1,280×1,545(mm)で、最高速度は、時速70km以上。

 また、超小型ながら、オフセットシートレイアウトを採用することで、大人2人が快適に座れる空間とユーティリティースペースを確保した。

 エクステリアは、外板に樹脂を採用することで大胆な造形が可能となり、親しみやすいデザインとした。

 AC100V/AC200Vの充電システムを採用しており、一般に設置された電気自動車用充電スタンドを使用することができる。充電時間は、200Vで3時間以下、100Vで7時間以下。

 同社によると、熊本県、さいたま市、宮古島市の各自治体と共同で今月から開始した社会実験に、「MC-β」を順次導入する。この社会実験では、各地域の街づくりや、移動に関する課題に対して、社会システムとして求められる超小型モビリティーの使い方やニーズの探索を行っていくという。

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