10月の百貨店売上は0.6%減の4907億円余、主力の秋・冬物衣料が低調に推移、3カ月ぶりのマイナス=日本百貨店協会発表

2013年11月19日 17:04

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記事提供元:さくらフィナンシャルニュース

【11月19日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 日本百貨店協会(所在地:東京都中央区)が19日に発表した全国百貨店売上高概況によると、10月の全国百貨店の売上高総額は、前年同月比0.6%減の4907億円余で、3カ月ぶりのマイナスとなった。

 10月は、3つの台風(24号・26号・27号)が接近・上陸するなど不順な天候となった。季節需要の低下や入店客数の減少が影響し、主力の秋・冬物衣料(4.2%減)が低調に推移した。一方、美術・宝飾・貴金属(19.7%増)やラグジュアリーブランドを含む特選雑貨(1.6%増)などの高額商材は、増勢を維持している。

 地区別では、改装効果や増床効果のある東京(1.2%増)・名古屋(2.0%増)・大阪(5.7%増)を中心に大都市(0.9%)が商況全体を下支えした。商品別では住宅市場の活況を背景に家具(5.4%)が3カ月連続で前年を上回った。また、訪日外国人は、東南アジアの好調に加えて、中国も国慶節休暇を機に回復傾向が見えたことで、売上・客数共に前年同月比2倍半(売上では2.5倍/客数では2.4倍)の伸びを示した。【了】

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