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ポリグラフ検査に対抗する方法を解説した書籍の購入者リスト、30近い米政府機関が回覧
米国でポリグラフ検査に対抗する方法を解説した書籍を購入した人の個人情報が、米政府機関の間で回覧されているそうだ(McClatchy DCの記事、本家/.)。
リストには社会保障番号や住所、職業などを含む4,904名分の個人情報が記載されており、IRSやCIA、NSA、FDAを含む30近い米政府機関で回覧されているという。掲載者の多くは以前警察でポリグラフ検査を担当していたDoug Williams氏が執筆した書籍の購入者で、Williams氏の販売するDVDの購入者や個人指導の受講者なども含まれる。Williams氏は今年2月に家宅捜索を受けているが、この際に押収された書類からリストが作られたらしい。このリストについて、複数の政府機関の担当者が閲覧したことを認め、政府の業務や犯罪捜査でポリグラフ検査を行う場合に備えてリストを保存するなどと述べているが、掲載者の多くは政府機関と無関係のようだ。中には性犯罪者なども含まれるが、大半は単に書籍やDVDを購入しただけで、犯罪とは無縁とみられる。なお、9月にはポリグラフ検査に反応しない訓練方法を指導していたインディアナ州の男性に有罪判決が出ているが(/.J記事)、Williams氏は逮捕も起訴もされていないとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | YROセクション | テクノロジー | 犯罪 | アメリカ合衆国 | 政府 | プライバシ
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