Googleに対する独禁法違反疑惑、Googleはこっそり競合他者と対応を協議中?

2013年11月11日 13:58

印刷

記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 Googleはヨーロッパで「検索およびオンライン広告市場」における独占禁止法違反の疑いがかけられている。独占禁止法による罰金を回避するため、Google側はヨーロッパ当局に対して新たな改善案の提案を行った。しかし、この改善案についてはGoogleと競合する125社にしか送られず、一般には非公開とされたことが批判に晒されている。関係者によれば、これはGoogleが舞台裏で事件を解決したいと考えている表れであるという。

 この改善案については関係者からフィナンシャル・タイムズ等にリークされた。欧州委員会に苦情を申し入れた一人で、リーク内容を読んだ英調査会社FoundemのShivaun Raff氏は、Google側の新提案は最初に提案されたものと基本的に同じで、根本的な解決にならないとコメントしている。米国の公益団体「Consumer Watchdog」は、Googleが提案した内容を公開するように手紙を出した。Google側もそれを受け入れる方針であるという。なお、125社がGoogleの提案に回答する締め切りは11月28日とされている(ITWORLDTHE HINDU本家/.)。

 スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | ビジネス | Google | EU

 関連ストーリー:
Google、検索関連の是正案に対し欧州委員会からさらに改善を求められる 2013年06月03日
公取委、Yahoo! JapanとGoogleの検索エンジン提携を容認 2010年12月03日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事