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【マーケット・銘柄Q&A】ストップ高銘柄続出の相場をどうみたらよいか?
【Q】 ストップ高の銘柄が多くみられるが、どうみたらいいのか。
■中小型の好決算が中心、来週から主力株に回帰も
【A】 11日(月)前場のマーケットでは、ストップ高銘柄数が東証1部=1銘柄、2部=4銘柄、マザーズ=3銘柄、ジャスダック=12銘柄で合計20銘柄となっています。かなり多い数字とみられます。
特徴は、(1)新興系銘柄に多い、(2)9月中間決算(本決算も含む)銘柄が多い、(3)主力銘柄ではなく2番手、3番手銘柄である――などです。
証券系アナリストなどは、外国人投資家や機関投資家など大口投資家からの売買注文の多いトヨタ自動車など主力銘柄のウオッチが中心です。この日、ストップ高となっている銘柄は、総じて日頃、マーケットであまりウオッチされていない銘柄が中心となっています。
そうした銘柄が、9月中間決算が好調だったり、今3月期通期見通しを増額したりすると日頃注目されていないため『意外性』から大きく買われます。
9月中間決算は、主力銘柄は発表が一巡し、現在は新興系銘柄や中小型銘柄が発表となっています。
このため、決算発表が一巡する今週末(15日)までは、中小型銘柄にマーケットの目が向くものとみられます。発表の終った主力銘柄より、好決算発表銘柄のほうが値幅狙いできるためです。
今後の相場のポイントは決算発表が一巡する来週(18日~)からの展開がどうなるかです。予想されるシナリオとしては、(1)好業績の主力銘柄に目が向く、(2)中小型の急伸後の押し目狙い、(3)オリンピック、リニア、カジノなどのテーマ銘柄の物色――が予想されそうです。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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