関連記事
米環境保護庁が微小粒子状物質の排出基準を強化、大半の薪ストーブが基準を満たさず
米環境保護庁(EPA)が薪ストーブにおける微小粒子状物質の排出基準を強化し、米国内で現在使われている薪ストーブの大半が販売できなくなるそうだ(Off The Grid Newsの記事、The Washington Timesの記事、本家/.)。
薪ストーブの微小粒子状物質の排出規制値は、これまで1立方メートルあたり15マイクログラム以下だったが、新基準では1立方メートルあたり12マイクログラム以下となる。これにより、多くの家屋や山小屋などに据え付けられている薪ストーブの大半が基準を満たさなくなる。古い薪ストーブの使用は禁じられないが、買い替える場合に古い薪ストーブを下取りに出すことは認められないという。ただし、アラスカや西部などの大自然が広がる地域でも、大気汚染の激しい都市部と同じ排出基準が適用されるといった点が薪ストーブ規制の問題点として指摘されている。州の大半が森に覆われたアラスカ州では燃料の薪が入手しやすく、多くの住人が暖房に薪を使用している。アラスカ州中央部のフェアバンクス周辺の地域は旧基準でも未達成地域としてリストアップされていたが、今後はさらに達成が難しくなるだろうとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | 地球 | 電力 | サイエンス | アメリカ合衆国 | 政府
関連ストーリー:
冬には日が当たらなくなるノルウェーの町、鏡で反射した太陽の光を使って町の広場を照らすプロジェクト 2013年07月27日
1980年代の北半球の大気汚染がアフリカの干ばつを引き起こした? 2013年06月12日
ゴミ不足に悩むオスロ 2013年05月06日
福岡市、今春にもPM2.5の飛散予報を開始 2013年02月11日
NASA衛星写真、中国の大気汚染の深刻さを伝える 2013年01月17日
大気汚染は50歳以上の人の脳を老化させる? 2013年01月16日
自動車の排気ガス汚染、主要死亡原因にランクイン 2012年12月21日
2012年版・冬の暖房器具と言えば? 2012年11月06日
中国やインドの大気汚染、米国の気候に影響を与える 2012年05月30日
USB給電機能を搭載したキャンピングストーブ 2012年03月03日
災害時にも生活が継続できる「東京都 LCP 住宅」の登録基準 2012年02月03日
サーバーの熱で大聖堂を暖める 2011年10月21日
白熱灯の販売が禁止されているEUで白熱灯が「暖房装置」として販売される 2010年09月29日
大気汚染で平日に多くの雨が降っている 2008年02月06日
人の体温でオフィスビルを暖める 2008年01月09日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク