東芝、川崎市に「スマートコミュニティセンター」を開所

2013年10月31日 21:19

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スマートコミュニティセンター(画像:東芝)

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 東芝は31日、スマートコミュニティ事業体制の強化を目的に、「スマートコミュニティセンター」を神奈川県川崎市に同日開所したと発表した。

 新センターには、部門・事業・グループ会社間を横断した技術の融合、価値の創造を目指し、グループ会社を含む社会インフラ部門やクラウドソリューション部門など、スマートコミュニティ事業に関連する部門の従業員約7,800人が順次集結する。異部門間でのコミュニケーションを円滑に行える環境にすることでシナジー効果の創出を図るとともに、川崎周辺に位置する東芝の研究所、工場との連携を強化することで、スマートコミュニティ事業のグローバル展開を一層加速していく。

 新センターは、電力の最適制御に加え、最適空調制御システム、画像センサー応用照明制御などを導入し、省エネと執務者の快適性の両立を実現するとともに、免震構造の採用や非常用自家発電装置、東芝製二次電池SCiBを用いたエレベーター停電時継続運転システム、災害時電力需給制御システムなどの導入により、災害時でも社会インフラ事業の継続性(BCP)を確保することで、社会を支えるインフラ施設の早期復旧などへの貢献を目指す。

 また、先進的なワークスタイル・ワークプレイスとして、最先端のICT設備や様々なオフィスシーンを支援するシステムを導入するとともに、海外を含むグループ間での情報連携の一層の強化に向けた、電話を含めたユニファイド・コミュニケーションの国内初の大規模導入、従業員の自律的な健康増進・病気予防を支援する「ポジティブヘルスケアルーム」の設置など、執務者のワークスタイルのイノベーションを追求している。

 あわせて、新センター内には、スマートコミュニティ事業、クラウドソリューション事業のショールームを設置するとともに、東芝グループの最新商品や最先端技術の展示のほか、子供たちが科学技術を学び・体験できる展示・イベントを展開する場として「東芝未来科学館」を来年2月1日にオープンし、東芝ブランドの発信・地域社会への貢献のために積極的に活用していく。

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