サービス業　売上4ヶ月連続して増加へ

　総務省のサービス業8月動向調査速報が28日発表された。売上高は28.5兆円で、前年同月比0.6%増となり、4ヶ月連続で増加した。特に増加に寄与したのは通信・インターネット付随のサービスを含む情報通信業(売上高4兆3628億800万円)で前年同月比5.2%の大幅増になった。情報通信業は16ヶ月連続増加になっている。

　また、不動産取引を含む不動産業・物品賃貸業(3兆6818億3800万円)も前年同月比で2.5%の増となり、2ヶ月連続して増加した。

　こうしたなか、運輸業・郵便業(4兆9598億200万円)は前年同月比で1.1%のマイナスとなった。

　8月のサービス業従事者数は2830万人で、前年同月に比べ0.3ポイント増えた。中でも情報通信業は192万3000人と前年同月比で2.6%増加。医療・福祉も662万9000人で前年同月比1.1%増えた。

一方、宿泊業・飲食サービス業は547万3000人と前年同月比で1%減少したほか、運輸業・郵便業も365万9000人で前年同月比0.6%減少、教育・学習支援業も91万3000人と0.8%減少した。(編集担当:森高龍二)

■関連記事
・最新設備導入に税優遇措置　自公政調
・魚の国、ニッポンを取り戻そう
・急増する在宅テレワークの落とし穴
・7割の若手社員が引き継ぎに「不満」、何が問題なのか?
・拡大する「おひとりさま」マーケット