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配管弁隙間から淡水滴下 20日深夜発見 東電
記事提供元:エコノミックニュース
東京電力は20日午前1時31分ころ、夜間のタンクパトロールで「H9西エリアにあるタンクにつながる配管の弁の保温材隙間から水が滴下していることを社員が確認した」と発表した。
東電によると「H9西エリアタンクは淡水化処理後の淡水を貯水している」と説明。「滴下跡は約30センチ×約30センチ×約1ミリ程度」だが、「70秒に1滴程度で滴下が継続している」という。このため「仮設の受けで滴下水を受ける」としている。また、滴下水の分析を急ぐ。
東電では高濃度汚染水を貯留していたH4エリアのタンクからの漏えい続報でも、18日、汚染水300トンが漏えいしたタンク付近の井戸水から17日採取分で1リットルあたり40万ベクレルのベータ線が検出され、トリチウムは79万ベクレルと過去最高になったことを明らかにしている。
国が前面に出て汚染水問題の対応にあたるとしているものの、費用面での対処のみでなく、実際に現場に常に足を運び、国として陣頭指揮できる機能の強化も求められている。東電からの報告や情報提供から判断・指示するだけでなく、専門家を送り込んでの指揮機能も「国が前面に出て対処する」中には当然、含まれていかなければならない。(編集担当:森高龍二)
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