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【相場熟者が答える投資相談】コナミが下がってきたが今後の見通しと対処方法を
■コナミを2200円で300株持っています。下がってきたが、見通しを(熊本県・C)
【問い】 コナミ <9766> を2200円で300株持っています。下がってきましたので、どうしようか迷っています。今後の見通しと対処方法について、よろしくお願いします。
■高値奪回はカジノ構想の実現次第
【答え】 9月20日(金)は、63円安(-2.52%)の2439円と反落、69円安の2433円と売られました。2020年東京オリンピック開催の決定を受け、同社が日本オリンピック委員会(JOC)のオフィシャルパートナーとなっていることから宣伝効果が高まると見られたほか、カジノ構想が進展するとの期待感に加え、カジノを運営する米シーザーズと日本におけるカジノ事業で協議中と伝わり思惑増幅。さらに、19~20日の幕張メッセのゲームショウ開催が刺激材料となり、19日は2669円と急伸した後だけに、3連休控えで売り優勢の展開となりました。
足元の業績、ゲーム開発や研修などの費用が先行し、今3月第1四半期売上高は455億8900万円(前年同期比7.2%減)、営業利益は14億9500万円(同72.2%減)、経常利益は21億4300万円(同53.9%減)、純利益は9億3400万円(同65.6%減)に着地。
株価は、5月22日につけた年初来の高値2984円から7月4日安値1988円まで約1000円幅調整。その後、8月1日安値2040円、9月6日安値2103円と下値を切り上げる形で上昇。上げ一服となっています。カジノ構想実現は不透明なうえ、足元の業績が振るわないことから通期業績も下ブレする可能性もあり、高値奪回はカジノ構想実現次第といった感はあります。26週移動平均線がサポートしていますので、ここから大きく下押す可能性は低いと見られますが、カジノ法案が決定してから買い直すことを念頭に強含む場面があれば、いったん売却も考えるところでしょう。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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