30万台以上を修理した米国最高齢のタイプライター修理職人が96歳で死去

2013年9月14日 14:44

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記事提供元:スラド

米国最高齢のタイプライター修理職人、Manson Whitlock氏が8月28日に96歳で亡くなったそうだ(The New York Timesの記事New Haven Registerの記事本家/.)。

1917年生まれのWhitlock氏は10代のころから父親の経営する書店のタイプライター部門で働き始め、1940年代には自分の店を持つようになったそうだ。イェール大学に近いコネティカット州ニューヘイブンの店には、Robert Penn WarrenやArchibald MacLeish、John Herseyといったピュリッツァー賞受賞者も顧客として名を連ね、一時は6人の技術者を抱えていたという。近年はWhitlock氏自身が唯一の技術者となっていたが、今年6月に閉店するまでは毎日スーツとネクタイを着用して通勤し、修理したタイプライターは30万台を超えるとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | ハードウェアセクション | 入力デバイス | ハードウェア | アメリカ合衆国

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