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コマツ、全自動ブレード制御機能搭載の中型ICTブルドーザーを日本国内に導入
ICTブルドーザー「D61PXi-23」(画像:コマツ)[写真拡大]
コマツは11日、世界初の全自動ブレード制御機能を搭載した中型ICT(情報通信技術)ブルドーザー「D61PXi-23」を、9月より国内市場へ導入開始したと発表した。同機は施工の自動化を担い、作業精度と作業効率の大幅な向上を実現するコマツ製「ICT建機」の第一弾商品であり、国内市場導入は、既に販売を開始している北米、欧州に続き3番目となる。
ICTブルドーザー「D61PXi-23」は、都市土木向け中型ブルドーザーとして、従来の情報化施工でも可能であった整地の仕上げ作業時だけではなく、掘削作業時を含む全てのブレードコントロールを自動化した世界初の全自動ブレード制御機能を搭載し、作業効率の大幅な向上を実現する。
現在、国内市場では情報化施工の活用は限定的ではあるものの、国土交通省が主導する「情報化施工推進戦略」では情報化施工の普及拡大が推進されており、将来的には広く一般に活用される技術になることが見込まれている。
今回の市場導入は、情報化施工特有のGNSS測量技術(GPS、GLONASS等)やICT機器管理のノウハウを習得しているコマツのグループレンタル各社およびコマツレンタルから開始する。一般の顧客にはまずレンタル車として使用してもらうとともに、コマツグループの情報化施工のノウハウを活用してもらうことで、コマツは情報化施工が広く普及する近い将来に向け、顧客の現場へのスムーズな導入をサポートしていく。
コマツはICTブルドーザーを皮切りとしたICT建機の導入により、従来の建設機械販売ビジネスからICT施工のトータルソリューションを提供するビジネスモデルへの進化を加速し、今後も新しい価値を創造するイノベーションを起こしていくことを目指す。
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