米当局はBlackBerryを含むスマートフォンの個人情報にもアクセスできた

2013年9月11日 07:00

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 独誌Spiegelによると、米国家安全保障局(NSA)の情報収集はiPhoneやAndroidだけでなく、安全性が高いと信じられてきたBlackBerryにも及んでいたことがNSAの極秘文書から明らかになった(SpiegelThe Washington PostCNETNHK本家/.)。

 この文書にはBlackBerryの電子メールシステムについてNSAが暗号解読に成功したことが記されているという。またNSAは各OSを対象として、ユーザーの連絡先リスト、SMSのトラフィック、およびユーザー位置情報を取得するため、プラットフォームごとに専門の作業グループを組織していたとしている。

 The Washington Postの記事によれば、オバマ政権はNSAの権限を拡大していたという。具体的には、2011年に裁判所から通話の傍受や電子メールの取得を行う許可を得ていたとされる。また米国地方裁判所判事John D. Bates氏の見解によれば、NSAは特殊な条件下での通信傍受可能な期間を5年から6年延長したとしている。

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