パナソニック、マレーシアの太陽電池工場が本格稼働 年間生産能力300MWに

2013年9月2日 12:58

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マレーシア工場外観(写真:パナソニック)

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 パナソニックは8月30日より、マレーシアの太陽電池工場を本格稼働させた。同工場では、発電量トップクラスを誇るHIT太陽電池を生産し、年間生産能力は300MW。国内の旺盛な需要に応えるとともにコスト競争力のさらなる強化を図る。

 太陽電池市場は、世界的な環境・省エネに対する関心の高まりや、日本をはじめ各国が導入している電力買取制度や補助金などの優遇制度によって今後も拡大が見込まれている。パナソニックはこうした市場・需要動向を踏まえ、2011年12月、マレーシアに太陽電池の新工場を設立した。2012年12月より生産を開始し、8月30日より本格的に量産稼働をスタートさせた。

 同工場では、ウエハーからセル、モジュールまでの一貫生産体制を構築し、輸送費用の削減、現地部材の活用などによりコスト競争力のさらなる強化を図るとともに、世界各地の需要変動に柔軟に対応し、戦略的なグローバル生産拠点として製品を供給していく。

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