人口2,500人のメキシコの村、自前で携帯電話サービスを開始

2013年9月1日 17:32

印刷

記事提供元:スラド

不採算を理由に携帯電話網の設置を断られたメキシコの村が、自前の携帯電話サービスを開始したそうだ(AFPの記事AFPの記事ポルトガル語版本家/.)。

メキシコ・オアハカ州の村、Villa Talea de Castroは人口約2,500人。携帯通信会社に打診したところ、10,000契約程度が見込めなければ設置は難しいと言われたという。そのため、村では自前の携帯電話サービス「Rede Celular de Talea (RCT)」を開始することを決めたとのこと。RCTでは米企業から提供された900MHz帯の機器とコンピューターを使用し、回線数は11。米国への通話はVoIPを使用する。月料金は15ペソ(約110円)で、メキシコシティで大手通信会社と契約した場合の13分の1程度だという。ただし、回線数が少ないため連続して通話できる時間は5分に限定されている。村ではテスト期間として政府から2年間の許可を得てサービスを運営しているが、テスト開始3か月で600人が契約したことから、35回線を同時に使用できる機材の購入を検討しているとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | モバイルセクション | モバイル | 通信 | 携帯電話 | 携帯通信

 関連ストーリー:
メキシコシティで「逆ピラミッド型」巨大ビルが設計される 2011年10月15日
セルビアの公衆携帯電話充電ステーション、太陽光発電を利用 2011年07月13日
アフガニスタン、廃材でインターネット網構築 2011年06月28日
ソフトバンクとJAXAが共同で「気球基地局」を開発 2011年06月12日
世界の 5 人に 4 人:「インターネットアクセスは基本的権利だ」 2010年03月10日
スターバックスのアステカ族の画像使用料をメキシコ政府が請求 2010年01月10日
気球を使った通信システムでアフリカにブロードバンド接続を 2009年06月21日
小笠原のインターネット事情、大きく前進 2007年07月08日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事