原発輸出国の責任 規制委が関与すべき

2013年8月30日 18:46

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記事提供元:エコノミックニュース

 原発輸出も品質最終審査は「相手国任せ」。社民党の福島みずほ前党首は原発輸出に原子力規制委員会が関与しないのであれば世界一安全な原発などとはいえないとしている。原発輸出国の責任として輸出原発にも規制委員会の関与の必要を提起している。

 福島氏は「ベトナムに原発をつくる調査に5億円の復興予算が流用されている」と指摘したうえで「原発輸出の安全性の審査について、原子力規制委員会が関与しない」ことに疑問を提起。「原発輸出を推進する経済産業省が確認するだけで、安全性の審査は相手国に委ねられている」ことは「世界一安全な原発とはいえない」と政府の対応を批判している。

 安全性審査では日本の原子力規制委員会が世界で最も厳しい安全基準を設定しているというのが政府の見解である以上、その基準に照らして原発建造ができる場所かどうかについても日本の基準に照らして審査し、建造可能なところであれば、日本の基準に基づき建造するというのは当然だ。

 原発が危険な存在であることは東電福島第一原発事故で立証されているので、地球環境全体に深刻な影響を及ぼすことを踏まえた対応は「輸出政策をとる以上、当然の責任」との声はある。(編集担当:森高龍二)

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