NY金:反落で1365.7ドル、利益確定売り優勢も底堅く推移

2013年8月20日 07:03

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記事提供元:フィスコ


*07:03JST NY金:反落で1365.7ドル、利益確定売り優勢も底堅く推移

NY金は反落(COMEX金12月限終値:1365.7 ↓5.3)。15日には7月23日高値(1349.2ドル)を突破すると一気に1367.9ドルまで買われ、週末のオーバーナイトに1384.1ドルまで上昇。その後は利益確定売りなどから上げ幅を縮小したが、日中安値は午後前につけた1362ドルで前営業日の安値1357ドルには近づかなかった。

明日21日に7月30-31日分の議事録が発表される中で、資産購入縮小のタイミングとサイズに関した示唆があるか、注目されている。ブラックロック(BLK)のリーダー氏は、「資産購入の現在の規模は大きすぎて現在の債券市場での利回りの高まりに影響している。連銀には縮小する選択肢以外にない」と指摘している。

投票権を持たないリッチモンドのラッカー連銀総裁は、18日付けの地元リッチモンドの新聞において、「資産購入の増加がもたらす利益は大きなものにならない可能性が高い」、「連銀は、出口政策を間違う可能性とコントロール出来ない程のインフレ加速へのリスクを高めている」との見解を示している。《KO》

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