7月の貿易　輸出入とも大幅増　収支は赤字

　財務省が19日発表した7月の貿易統計速報によると、輸出入ともに前年同月を大幅に伸ばしたものの、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1兆240億円の赤字と13ヶ月連続の「赤字」になった。自動車や有機化合物の輸出が好調だった一方で、原粗油や液化天然ガスなどの輸入が増加したことが主な要因。

　財務省によると、7月の輸出額は5兆9620億円と前年同月に比べ12.2%の増加となり、5ヶ月連続して増加した。数量指数でも93.5と前年同月比で1.8%プラスとなり、14ヶ月ぶりの増加になった。

　一方、輸入も6兆9860億円と前年同月比で19.6%の高い伸びとなり、9ヶ月連続の増加。数量指数でも109.2と2.4%伸び、3ヶ月ぶりの増加となった。

　貿易国別では対米で5000億円の黒字だったが、対EUは1026億円の赤字。対アジアは1024億円の赤字。対中国は3864億円の赤字などになっていた。(編集担当:森高龍二)

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