【相場熟者が答える投資相談】エイベックス・グループHDを3000円で200株持っています。ナンピン買いは可能でしょうか

2013年8月18日 21:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  【問い】 エイベックス・グループHD <7860> を3000円で200株持っています。あっという間に下げてきましたが、ナンピンすべきか迷っています。よろしくお願いします。

■利回り、PERなど割安でナンピン買い賛成、ただ上値は二番天井の可能性から戻り売り

  【答え】 8月16日(金)は、続落、118円安の2601円と売り込まれ、東証1部市場の値下り率ランキング上位に入りました。

  7月29日に同社は保有するドワンゴ株を売却し、45億6500万円の売却益を特別利益に計上すると発表したことを好感し、8月2日に年初来の高値3770円と買われましたが、好材料出尽くしと受け止められ、利益確定売り優勢に調整が続いています。

  足元の業績は今3月期は、2012年3月期からスタートした中期経営計画「Next Era2014」の最終年度を迎え、音楽事業の再構築、ライヴ・エンタテインメントビジネスの拡大、映像配信サービスなどのデジタル・プラットフォームの成長推進に取り組み、売上高1610億円(前期比16.0%増)、営業利益は156億円(11.2%増)、経常利益は156億2500万円(同19.2%増)、純利益は期初予想から30億円増額し100億円(同36.6%増)を見込みます。年間配当は60円(同5円増)を予定しています。

  株価は、8月2日に年初来の高値3770円と買われた後、9カ月移動平均線を割り込み調整していますので、06年2月高値3930円に対する二番天井形成との感もあります。ただ、短期的には2500円前後のフシに接近し、値ごろ感が出ています。今期予想PER11倍台と割安感があり、配当利回り2.3%と利回り妙味もソコソコある魅力ある水準に届いています。買値近辺までのリバウンドを期待し、多少買い増しを考えるところでしょう。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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