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三菱重工、国内冷熱事業強化のため販売会社2社を統合 10月に新会社を発足
三菱重工業は1日、10月1日付で冷熱製品の販売、据付およびサービスを手掛けるグループ企業2社を統合し、三菱重工100%出資の新会社「三菱重工冷熱株式会社」を発足すると発表した。統合により新規市場開拓に向けて両社の強みを合わせることで、三菱重工の冷熱事業をより一層強く支える事業体制を築くのが狙い。
統合する2社は、空調機(家庭用エアコン、業務用エアコン)、暖房器、冷凍・冷蔵製品を扱う三菱重工空調システム(以下、重工空調)と、大型冷凍機を扱う三菱重工冷熱システム(以下、MACS)で、いずれも三菱重工の100%子会社。新会社は、重工空調を存続会社としてMACSを吸収合併すると同時に、商号を変更して発足する。
新会社の資本金は4億円。本社を東京都品川区に構え、空調機、暖房器、冷凍・冷蔵製品、大型冷凍機の販売、据付およびサービス事業を展開する。発足時の従業員数は約490人で、社長には三菱重工の冷熱事業本部副事業本部長である佐藤純三氏が就任する。
冷熱製品の国内市場は近年、空調機と大型冷凍機の中間の能力を持つチラーおよびヒートポンプ給湯機などの新規市場が急速に拡大している。これに対し、重工空調は機器営業を中心に幅広い代理店・量販営業に、またMACSは顧客向けなどの直販営業および保守メンテナンスのサービス事業にそれぞれ強みを持ち補完関係にあることから、三菱重工は今後の事業展開に際し、両社が一体となって顧客に対応する必要性があると判断した。
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