NY原油:反発で105.03ドル、米経済指標の予想外の改善で買い先行

2013年8月1日 07:03

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記事提供元:フィスコ


*07:03JST NY原油:反発で105.03ドル、米経済指標の予想外の改善で買い先行

NY原油は反発(NYMEX原油9月限終値:105.03 ↑1.95)。7月に入り年初来高値更新が続いていた中で、19日に108.93ドルまで上昇した後は失速。30日には102.67ドルまで下落していたが、31日は通常取引開始後につけた102.93ドルで下げ止まり、通常取引終了後には現在までで105.2ドルまで上昇している。予想外に改善した米7月ADP雇用統計、4-6月期国内総生産(GDP)を好感した買いが先行した。

マクロ経済においては30日午後にS&Pが2013年のGDP予想を2.7%から2.0%に引き下げている。31日朝方に発表された第2四半期のGDPは市場予想を上回っているが、前期分は大きく下方修正されている。朝方のGDP発表後にゴールドマン・サックスのエコノミストであるハッツイアス氏は「(今回の結果は)現在の連銀による今年の成長見通し2.3-2.6%を示唆する数字ではない。よって、四半期毎の経済見通しが発表される9月に連銀が成長見通しを下方修正する」と予想している。《KO》

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