冬には日が当たらなくなるノルウェーの町、鏡で反射した太陽の光を使って町の広場を照らすプロジェクト

2013年7月27日 14:32

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記事提供元:スラド

ノルウェー・テレマルク県のリューカンでは、今冬から山の頂上に設置した鏡で太陽の光を反射させ、町の広場を照らすそうだ(The mirror projectMail Onlineの記事Popular Mechanicsの記事本家/.)。

山に囲まれたリューカンでは、9月から3月まで直射日光が当たらなくなる。同様のアイディアは100年前に町が作られた時にもあったが、当時の技術では実現不可能だったため、代わりに山頂に登るケーブルカーが作られたという。今回のプロジェクトでは17平方メートルの鏡を3枚、町よりも約450メートル高い山頂に設置。反射した光で広場を照らすため、太陽光発電により動作するコンピューターが太陽の位置を監視し、鏡の角度を制御するとのこと。工事はほぼ完了しているが、本格的なテストは実際に太陽が山に隠れる9月以降に行われる。なお、同様の試みはイタリア・ピエモンテ州のヴィガネッラで2006年から行われているとのことだ(/.J記事)。 スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | 地球 | サイエンス

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