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長征四号丙ロケット、衛星3機を打ち上げ
Image credit: 中国航天科技集团公司[写真拡大]
北京時間7月20日7時37分(日本時間同日8時37分)、中国は3機の衛星を搭載した長征四号丙ロケットを、太原衛星発射センターから打ち上げた。
中国は打ち上げは成功したと発表、また米軍のレーダーも今回打ち上げられたと思われる複数の物体を探知した。
中国航天科技集団公司(CASC)の発表、また中国メディアの報道によれば、この3機はそれぞれ創新三号、試験七号、実践十五号と呼ばれており、スペースデブリの観測や宇宙空間でロボットアームを操作する実験を行うとされる。しかし3機のうちどの衛星がどういったミッションを行うのかは公式には明かされていない。
一説では、試験七号がスペースデブリの観測を、実践十五号がロボットアームの実験を行うとされる。その根拠としては、これまで試験シリーズは新しく開発された地球観測機器の実験を行っていると言われており、スペースデブリを観測するというミッションとはカメラを搭載しているという点で近しいこと、また過去の実践シリーズのうち、実践十二号と実践六号Fがランデブー・ドッキング実験を行っていたことが分かっており、実践十五号のロボットアームを使う実験と親和性があることが挙げられる。繰り返しになるが、これらは憶測の域を出ておらず、公式には何も具体的な発表はなされていない。
創新三号は、これまでの創新シリーズの衛星と同じであると仮定するなら、質量88kgほどの小型の通信衛星で、他の衛星からのデータ中継を担う。中国科学院によって開発され、運用される。また、天体物理学者のジョナサン・マクドウェル氏の見立てによれば、実践十五号のロボットアーム実験の相手となる、ターゲット衛星としても使われるのではないかとされている。
3機は現在、どれもほぼ高度660 x 673 km、傾斜角98度の太陽同期軌道に乗っている。
■“一箭三星”成功发射3颗技术科学试验卫星_中国航天科技集团公司
http://www.spacechina.com/n25/n144/n206/n214/c473529/content.html
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