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Macにも対応する「VOCALOID Editor for Cubase NEO」、8月5日発売
あるAnonymous Coward 曰く、 VOCALIDとして初めてMac OS Xのサポートが行われた「VOCALOID Editor for Cubase NEO」が発表された。発売日は8月5日。音楽作成ソフト(DAW)「Cubase」用のプラグインで単体では動作せず、また別途歌声ライブラリも必要。店頭予想価格は9,800円前後(プレスリリース、AV Watch)。
いままでVOCALOIDはWindowsでしか利用できなかったが、このプラグインを利用することで、(Cubaseと組み合わせての利用が必須ではあるが)Mac OS XでもVOCALOIDを使った音楽制作が可能になる。既存のWindows向けVOCALOID 3向け歌声ライブラリユーザー向けに、Windows版のライセンスを移動して利用できるMac版インストーラも提供されるそうだ。対応ライブラリは「VY1V3、VY2V3、Mew、ZOLA PROJECT、蒼姫ラピス」とのこと。
なお、クリプトンフューチャーメディアからはこちらもMac対応の「初音ミク V3」が同時に発表された。こちらは「Piapro Studio」というエディタがバンドルされており、Windows/MacのVST対応DAWで利用できるという。発売日は未定だが、「近日予約受け付け開始」となっている。また、同社のほかのボーカロイドもMac対応版がリリースされる予定のようだ。
Cubaseは歴史の長いDAWではあるものの、Macの世界では突出してユーザーが多いというわけではなく、お値段もそれなり(通常版で5万円前後)。AppleのLogic ProやGarageBandなど、ほかに低価格のDAWも多いことから、Cubase専用となると魅力は薄いかもしれない。MacのDTMユーザーは初音ミク待ちになる感じだろうか。
クリプトン側は以前からMac OS X版ボーカロイドを発売したい意向を持っており、そのためにエディタなどもクロスプラットフォームを視野に入れて開発していたが、ヤマハのボーカロイドエンジンがWindows専用であったために製品化できなかったという。今回、ヤマハがボーカロイドエンジンをMac OS Xへと移植したことで、Mac OS X版初音ミクがついに実現した模様。
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