NY原油:反発で107.23ドル、依然として調整売りは限定的

2013年7月24日 07:04

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記事提供元:フィスコ


*07:05JST NY原油:反発で107.23ドル、依然として調整売りは限定的

NY原油は反発(NYMEX原油9月限終値:107.23 ↑0.29)。6月19日につけた99.01ドルを突破した7月2日以降、買いの動きが加速していたウエスト・テキサス・インターミディエイトは、19日に108.93ドルまで直近高値を更新するまで大きな調整売りの動きを見せずにいた。108.93ドルをつけた今週22日以降から現在23日までで最大3ドル程調整売りが入ったが、通常取引開始前に105.46ドルまで日中安値をつけた後は下げ渋り買い戻されて通常取引終了前には107.35ドルまで日中高値をつけている。

マクロ経済においては、オバマケアによる雇用への影響も指摘されている。再来週に入ると8月2日に7月の雇用統計発表が予定されているが、6月はフルタイムの減少とパートタイムの増加が明らかになっていた。オバマ大統領は24日から経済に関するスピーチを開始するもよう。

ホワイトハウスのカーニー報道官は午後に、「債務上限問題においてネゴシエーションの意思なし、デフォルトを示唆するのは無責任」と発言。共和党の間ではオバマケアへの交渉に債務上限問題を使うことも選択肢としてあるもようだが、共和党議員の間では世論を気にするなかでリスクの高さを踏まえて躊躇する向きも多いもよう。ゴールドマン・サックスは、財務省の現金が枯渇するのは10月後半から11月初めと予想している。《KO》

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