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「週刊少年ジャンプ」初の電子配信 創刊45周年号限定で
「電子書籍元年」とメディアが大騒ぎしたのは、2010年のこと。もうそれから3年が経つ。しかし少なくとも筆者のまわりでは、「紙」から「電子」に移行したという知人はいない。もっとも筆者の年齢が50代で、年代による差というのもあるだろうが。新しモノ好きの筆者も当時、初代iPadを発売と同時に購入して、主に海外からの配信であったが、いろいろと電子書籍を読んでみた。その後も、日本語の書籍もiPhoneで試してみたが、あまり馴染むことはなかった。やはり「紙」のほうが快適である。特に、小説などを読んだ時などの頭の中への言葉の浸透度が圧倒的に「紙」は強い。これはとても不思議なことなのだが、筆者のまわりの人間もそのような印象を持つ者が多いので、何か理由があるのだろう。とはいえ、雑誌については、「電子」もまた良いかもしれない。というのは、ヴィジュアルは紙より美しいし、雑誌という性格上溜め込んでしまっても場所をとらない。これは大きな利点である。筆者は元々、漫画雑誌の熱心な読者ではないが、それでも中学・高校時代にはよく読んだものだ。
日本のメジャーな漫画雑誌のひとつ、「週刊少年ジャンプ」が創刊45周年記念号の電子配信を始めた。「週刊少年ジャンプ33号・45周年記念号」は、集英社が発行する「週刊少年ジャンプ」の創刊45周年を記念して発行されたもので、鳥山明氏による13年ぶりの新連載「銀河パトロール ジャコ」の掲載開始が最大の話題となっている。そして、そのデジタル版には4つのデジタル限定特典が追加されている。1つ目は、「ONE PIECE」「NARUTO―ナルト―」「黒子のバスケ」「暗殺教室」がオールカラーであり、次にDRAGON BALLとONE PIECEのコラボレーションの「CROSS EPOCH」復刻掲載されている。3つ目は、「こち亀・ジャンプ40年史の旅」復刻掲載で、最後の特典は「45thビジュアルジャンプ!!」の限定収録である。配信期間は、7月13日からの半年間で、価格は300円。
中学・高校時代に筆者が一番読んだのが、この「週刊少年ジャンプ」である。懐かしい気持ちで、久しぶりに読んでみたくなった。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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