NY金:続伸で1292.9ドル、対ユーロなどでのドル安で買い優勢の展開

2013年7月20日 08:28

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記事提供元:フィスコ


*08:28JST NY金:続伸で1292.9ドル、対ユーロなどでのドル安で買い優勢の展開

NY金は続伸(COMEX金8月限終値:1292.9 ↑8.7)。米国債券利回りの低下などで対ユーロ、対円などでドル安になったことから、金は買い優勢の展開。ただ、17日のトレーディングレンジ(1269.30-1299.7ドル)で推移するなど、直近安値を更新してからの戻りは鈍い。

18日夕方にはムーディーズが米国のソブリン債見通しを中立から安定に引き上げており、これで債務上限問題が始まる前に大手エージェンシーによる直近の格下げリスクは失くなったと言える。

17-18日のバーナンキ議長による議会証言においては、17日の議会証言に続きバーナンキ議長は18日、引き締めへの3要因(経済の改善、労働市場の正常化、インフレの2%への回復)を挙げた。なお、「資産購入はウォール・ストリートよりもメイン・ストリートを助けてはいない」と発言していたが、18日夕方にデトロイト市が破産を申請(チャプター9)している。《KO》

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