運動後の衣服から取り出した汗を飲料水に変える「スウェット・マシン」

2013年7月19日 13:35

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記事提供元:スラド

eggy 曰く、 スウェーデンのエンジニアAndreas Hammar氏が、運動後の衣服から絞った汗を飲料水に変える「Sweat Machine」を開発した。同プロジェクトを支援する広告代理店DeportivoがUNICEFと共同で、同マシンをGotha Cupユース・サッカー大会でお披露目し、世界には水不足に喘ぐ地域があることを訴えることになる(本家/.DNews記事)。

 同マシンには、Royal Institute of Technology in Stockholmによって開発された最新フィルター技術が使用されている。まずは汗浸しの衣服を脱水機部分に入れ、回転及び圧搾して汗を絞り出す。次に汗を熱してUV光に晒し、ハイテクフィルターで濾過して塩分やバクテリアを取り除く。最後にコーヒーフィルターで濾過して衣服の繊維を取り除けば、飲料水を得ることができるとのこと。

 一番気になるそのお味であるが、どうやら普通に問題なく飲める味のようだ。ただ、実際にこの水を飲んだ人の一人は「臭うような味がした」とコメントしている。

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