NY金:反落で1277.5ドル、1268ドル突破後の買い控えが続く

2013年7月18日 07:03

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記事提供元:フィスコ


*07:03JST NY金:反落で1277.5ドル、1268ドル突破後の買い控えが続く

NY金は反落(COMEX金8月限終値:1277.5 ↓12.9)。金は6月27日に1179.4ドルまで直近安値を更新した後、やや値を回復しているなか10日午後に1268ドルのレジスタンスを突破。ただ、その後は大きな動きに欠けており、17日は1301.1ドルまで上昇した直後に売り圧力に押されて1270.6ドルまで下落、午後まで戻り鈍く日中安値付近で通常取引を終えた。

バーナンキ議長による議会証言では、資産購入の行方に関しては再度、経済動向次第、とし縮小することも増加させることも出来る、と発言。一方で、緩和政策に関しては10日夕方(4:10PMから)のバーナンキ議長の講演後のQ&A同様に継続の意思を示しており、「tapering&tightening」の違いを示している。インフレに関しては加速する前に出口を迎えられる、と発言している。

一方で、バーナンキ議長の任期が14年1月までとなるなかで、議員からは再三今回が最後の議会証言になることを示唆する発言がなされたなかで、バーナンキ議長自身による示唆はなかった。債務上限問題に関しては、引き上げがなければ大きな事態になる、と発言している。《KO》

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