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63光年離れた系外惑星、青い色に見えることが判明
masakun のタレこみによれば、地球から63光年の距離にある系外惑星「HD 189733 b」が、地球と同じような深い青色に見えることがわかったとのこと。系外惑星の色がわかったのは初めて(論文アブストラクト、Natureの記事、International Science Timesの記事、NASAのニュース記事、WSJ.comの記事、本家/.)。
こぎつね座のHD 189733を親星とするHD 189733 bは、もっともよく観察されている系外惑星の一つだ。ただし、ハッブル望遠鏡を使用しても小さな点にしか見えず、親星と分離することもできないという。そのため、研究チームでは1つの光源として扱い、HD 189733 bが親星の後ろを通過する際の可視光スペクトル変化を調べたという。その結果、食の間は青い光の成分が大きく減少することから、可視光では青い色に見えると考えられるとのこと。
(続く...)HD 189733 bは「ホットジュピター」と呼ばれる高温のガス状巨大惑星で、従来のイメージイラストは木星と同じように赤茶色で描かれていた。HD 189733 bは溶けたガラスの雲に覆われていると考えられており、反射した光が青くなる理由は明確ではないが、大気中のナトリウムの層が赤い光など波長の長い可視光線を吸収していると考えられるという。一方、カリフォルニア大学サンタクルーズ校のJonathan Fortney氏によれば、大気中の水素分子による光の散乱が原因である可能性もあるとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス | 宇宙
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