ハッブル宇宙望遠鏡の観測、「青い系外惑星」を発見

2013年7月12日 16:00

印刷

記事提供元:sorae.jp

Image credit: NASA

Image credit: NASA[写真拡大]

  アメリカ航空宇宙局(NASA)の科学者らはハッブル宇宙望遠鏡を用いて観測した結果、地球のような青い色に見える系外惑星を発見したことを発表した。

  発表によると、観測対象となったのは系外惑星「HD 189733b」で、ハッブル宇宙望遠鏡の観測データを分析した結果、可視光で見た色はコバルトブルーで、宇宙から見た地球の色に似ている。ただ、「HD 189733b」は恒星の近くを公転し、いわゆる「ホットジュピター」に分類されるため、地球のような水の惑星ではないという。

  「HD 189733b」は2005年に発見された系外惑星で、地球から約63光年離れており、地球に最も近い系外惑星の一つである。恒星からの距離はわずか460万kmで、片方の半球は常に恒星に面しており、大気の温度は1000度以上ある。

 写真=NASA。

 ■NASA Hubble Finds a True Blue Planet
http://www.nasa.gov/content/nasa-hubble-finds-a-true-blue-planet/

 【関連記事】
宇宙望遠鏡ケプラー、系外惑星探し続行が困難に
ケプラー、ハビタブルゾーンから地球とほぼ同サイズの系外惑星を3個発見
国際天文学連合、系外惑星の愛称募集に「待った」
宇宙望遠鏡ケプラー、科学観測を再開
宇宙望遠鏡ケプラー、観測休止

関連記事