Bluetooth接続されたスマホで制御する人工すい臓、開発中

2013年7月10日 08:00

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 英国のケンブリッジ大学の研究チームが、Bluetoothを介してスマートフォンやタブレット端末に接続できる「人工すい臓」を開発しているそうだ(EETimes Japan)。

 ケンブリッジ大の首席臨床試験医師であるRoman Hovorka氏が開発しているのは、血糖値を測るモニターとインスリンを投与するポンプ、そしてスマートフォン端末を組み合わせた「測定された血糖値に基づいてリアルタイムにインスリンを自動投与するシステム」。それぞれ単体では実用化されているが、これらを組み合わせたシステムはまだないという。

 Hovorka氏によれば、2013年後半には自宅での臨床試験を開始する計画だそうだ。実現すれば低価格の自宅治療システムを実現できると期待されている。ただし、人工すい臓システムを実現するのに、どのくらいの処理性能やメモリ容量が必要になるかは不明。ただ、スマートフォンメーカーはスマートフォンを医療機器にして、FDA(アメリカ食品医薬品局)と関わることなど望まないのではないか、という問題点も指摘されている。

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