NY金:続伸で1245.9ドル、買いの動きは広がらず

2013年7月10日 07:04

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記事提供元:フィスコ


*07:04JST NY金:続伸で1245.9ドル、買いの動きは広がらず

NY金は続伸(COMEX金8月限終値:1245.9 ↑11.0)。6月27日に1179.4ドルまで直近安値を更新していた以降、金は失速。7月2日に1267ドルまで上昇した後に、レジスタンスのある1268ドルを試すことなく、5日には1206.9ドルまで下落した。その後はまた買い戻されているが、9日の日中高値は通常取引開始前の1258.7ドル、先のレベルを試すには至らなかった。

10日午後には議事録公開とバーナンキFRB議長による経済政策への講演が予定されている。バーナンキFRB議長による講演について、コンパスリサーチは原稿のタイトルが「連銀の100年間の歴史」であることや17-18日に議会証言が控えていることから、今回は金融政策への示唆をしないだろう、との見解を示している。ゴールドマン・サックスやJPモルガンが資産購入縮小へのタイミング予想を既に9月に繰り上げているなか、議事録への反応に注目が集まる。《KO》

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